近年、保育園や福祉施設などの施設建築において木造化が急増しています。これまで鉄骨造(S造)や鉄筋コンクリート造(RC造)が主流でしたが、法改正や技術革新により、木造でも大規模施設の建築が可能となりました。
木造施設建築のメリットやコスト面の利点、補助金制度などを詳しく解説します。
施設建築をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
- 木造施設建築が注目される背景
- 木造の保育園・福祉施設が選ばれる7つのメリット
- 補助金・税制優遇などの支援制度
- 木造建築の相談から完成までの流れ
- 木造施設建築は「アトリエand」にご相談ください
1. 木造施設建築が注目される背景
2010年以降、建築基準法の改正や構造技術の進化により、鉄骨造・RC造でしか建てられなかった施設が木造でも建築可能となりました。
特に、準耐火・耐火構造の技術開発が進んだことで、安全性を確保しながら大規模な木造建築を実現できるようになっています。
現在、国が整備する低層の公共建築物の9割以上が木造であり、民間でも保育園や福祉施設をはじめとする木造建築が年々増加中です。
2. 木造の保育園・福祉施設が選ばれる7つのメリット
① 環境にやさしい建築方式
木は再生可能な資源であり、CO₂の吸収・固定効果があります。脱炭素社会の実現に貢献する「環境配慮型建築」として、評価が高まっています。
② SDGsへの貢献
木造建築は、**持続可能な社会の実現(SDGs)**の観点からも注目されています。特に「目標11:住み続けられるまちづくりを」に該当します。
③ コスト面のメリット
鉄骨造・RC造に比べて工期が短く、補助金や減税などのコストメリットも。材料や人件費の削減にもつながります。
④ 木の癒し効果
木にはリラックス効果やストレス軽減、疲労感の緩和といった効果があることが科学的にも証明されており、保育・福祉施設に最適です。
⑤ 地域経済への貢献
地域産材を使用することで、地域経済の活性化や林業振興にもつながります。
⑥ 耐震性・耐火性の向上
近年の木造建築は、構造計算に基づいた設計や耐火性能の強化により、高い安全性を備えています。
⑦ 柔軟なデザイン対応
木材は設計の自由度が高く、温かみのある内装や空間演出がしやすいのも魅力です。
3. 木造施設建築に活用できる補助金・支援制度
木造建築には、国や自治体による以下のような支援制度が適用される場合があります。
- 木造建築物整備推進事業補助金
- 地域産材利用促進補助金
- 長期優良住宅等の税制優遇
- 固定資産税の軽減措置(条件あり)
※地域・時期によって異なりますので、詳細はご相談ください。
4. ご相談から建物完成までの流れ
当社では、ご相談から設計、確認申請までの設計業務、施工、完成までの設計監理業務を対応いたします。
初めての方でも安心してご依頼いただけるよう、YouTubeチャンネルにて流れをアニメーションで紹介しています。
▶ ご相談〜完成までの流れを見る
https://www.youtube.com/watch?v=hYq5t0RptqI&t=19s
5. 木造施設建築をご検討の方へ
木造施設建築は、環境性・経済性・快適性を兼ね備えた建築スタイルです。
保育園・幼稚園・高齢者施設・障がい者支援施設など、幅広い用途に対応できます。
施設建築をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▶ 無料相談はこちら
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