Tudumigawa house Y
ご要望・背景
限られた敷地条件のなかでも、家族が心地よく暮らせる住まいを目指して始まった家づくり。前面道路にゆとりのない市内の狭小地でありながら、雨の日や降灰時にも快適に使える2台分のインナーガレージを確保し、敷地の高低差も活かしながら計画を進めました。家族が長い時間を過ごすLDKをできるだけ開放的にしたいという想いから、空間全体に立体的な広がりを持たせた住まいとなっています。
空間・デザインのポイント
建物は真四角をベースにしながらも、外壁の素材や凹凸に変化をつけることで、奥行きと重厚感を感じられる外観に。内部は5層のスキップフロアで構成されており、それぞれの空間ごとに天井高を丁寧に調整することで、限られた面積以上の広がりと豊かな居場所を生み出しました。LDKは高天井とすることで、家族が自然と集まりたくなる開放感のある空間に。個室は将来的な家族構成の変化にも対応できるよう、間仕切りや建具の追加が可能な設計とし、ロフトや勾配天井によって心地よい抜け感も演出しています。また、水回りに隣接した中庭を設けることで、室内にやわらかな光と風を届け、プライバシーを確保しながらも明るく快適に過ごせる住まいとなりました。
完成後の暮らし・使い方
インナーガレージは、雨の日や鹿児島特有の降灰時に特に便利で、日々の暮らしを快適に支えているとのこと。リビングは曇りや雨の日でも自然光だけで十分明るく、日中は照明に頼らず過ごせるほどの心地よさを実現しています。キッチンからは子どもの様子が見渡せるため、安心しながら家事ができる点もお気に入りのひとつ。さらに、降灰の影響で外干しが難しい地域性を踏まえて設けたランドリールームも、毎日の暮らしに欠かせない存在となっており、住む人の生活に寄り添った住まいとして愛されています。